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Scene Optimizerの解説

【Scene_Optimizer】「Scene Optimizerテスト再び」イラスト/randy8823 [pixiv

Scene Optimizerの簡単な使い方の説明です。このAdd-onはSceneの中にあるAssetsが使用しているテクスチャーを分析して、大きいものから順にリスト表示します。

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リストを見ると髪の毛や肌のテクスチャーMapが非常に大き良いことが判ります。特にClassic Bob HairのMapは8000 x 8000と巨大で20枚ものMapを使用してます。低解像度に変換するには先ず1番上の分割数を選択します。2、4、8、16が選べますが普通は2で十分だと思います。2分割でも8000 x 8000が2000 x 2000に縮小されます。

リストの下のUse Scale Optionは縮小時にSmoothをかけるかどうかです。縮小されても未だ十分に大きいので Use Scale Onlyで良いと思います。その下のAdditional OptionはLIE Map も縮小するかどうかですが、LIEは顔のメーキャップに使われていますので、選択しない方が良いでしょう。さて実際の変換作業は黄色でハイライトされたボタンを押すと開始されます。(Set Lower Resolution map ....) Scenen内のElements 数によってはかなりの時間が必要です。この作例では約6分ぐらいかかりました。

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変換後のClassic Bob Hairのテクスチャーを見てみると2000 x 2000に縮小されています。変換後は別のFile名で保存すればオリジナルを残せます。

実際にレンダリングした際のGPUのメモリー使用量は以下の通りです。

オリジナルが6113Mb、レンダリング時間 680秒

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 変換後の低解像度では4549mb、レンダリング時間 650秒

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約25%メモリ量を軽減できています。レンダリング時間は15%の短縮です。もう少し時間の短縮が出来ると良いのですが、メモリーの使用量を簡単に削減できます。実際のレンダリング品質はPixvで御覧ください。その下のNomal Map,Bump,Displacemetは擬似的に凹凸を作るもので、これは縮小するとかなり品質が悪化するので使用しない方が良いでしょう。